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2012年8月末に亡くなった、RadFan編集委員の故 八町 淳先生。
生前より温めていた企画「CT造影技術(企画:八町 淳)」が発刊となり、全国医学書店で好評発売中です。
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CT造影技術の基礎、理論・技術の臨床応用、研究用ファントム作製、最新CT装置の造影理論など長野赤十字病院における検討を中心に“考えるヒント”をまとめました。

「体重当たりヨード量」「注入時間一定」「Time Density Curve」など、普遍的な技術論を理解し、再現性の高い造影検査に役立つ1冊です。

ぜひ、お近くの書店様よりお求め下さい。
弊社ウェブサイトからのご注文は下記URLよりどうぞ。

http://www.e-radfan.com/society/29645/


『CT造影技術』
企画:八町 淳(長野赤十字病院)
編集:寺澤和晶(長野赤十字病院)
監修:林 信成(IVRコンサルタンツ)

ISBN:978-4-86291-099-8
B5判 並製 290頁
定価4,500円
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2013.09.08 Sun l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんばんは、秀丸です。

今回私がご紹介したい書籍は、
『想像力なき日本—アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」』(著:村上隆)です。
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本書では、日本を代表するアーティスト村上隆氏が、
世界で勝負できる組織づくりを解説。
同氏は、今の若い世代の労働力の低下は、
「アイデンティティを持たないことが正義である」という哲学が
浸透してしまったことにあると述べている。

個人のマインドセットには、組織構成や戦略といった思考様式や思い込み、
企業のマインドセットには、組織構成や戦略といった要素が含まれる。
慣れ合い的なそれらを一つ一つ解体していくことでしか、
世界で戦える“力”を生み出せないとしている。

「ただ撃てばいい」「そうしていれば、そのうち当たるかもしれない」というスタンスを見直さなければ、
個人としても組織としても、将来に未来を見出せないとも語る。

アートの世界はご機嫌取りとは無縁の世界と考える方も多いが、
実は“どれだけうまくご機嫌取りができるかが問われる世界”だという。
その対象は世間であることも多いが、特定の個人、顧客である場合もある。
不平等と思われる環境のもと、強い覚悟をもった一握りの者だけが成功できると、
同氏は自身の経験から語る。

クライアントの要求の咀嚼、受け手に対するサービス精神、ルールの把握とマーケット分析、
そういった基礎的な部分をしっかりと構築した上で、
そこに自身の感性を上乗せし、芸術として昇華させるのが同氏の手法。
これらはビジネスの世界にも共通する事項となっている。

アートもビジネスも沈む日本において、
世界で戦える組織作りを学べるのが本書。

年末年始にぜひご一読を!
2012.12.11 Tue l 未分類 l コメント (1) トラックバック (0) l top

こんにちは、編集部です。

神保町の三省堂本店様にて、POPも掲示していただき、「低線量被ばくKEY BOOK」をPRしていただいております。
ありがとうございます!

現在、続々とご注文いただいております。

書店で見かけた際には、ぜひお手に取ってご覧いただければ、そしてご購入いただければなお幸いです。





2012.12.08 Sat l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top

こんにちは、くりぼーです。
何となく、食わず嫌いで読まずにいた本を読みましたので、ご紹介します!

ステップファザー・ステップ(著・宮部みゆき/講談社文庫)


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 中学生の双子の兄弟と、彼らの父親代わりをする羽目になったプロの泥棒である主人公の身にふりかかる様々な事件を描いたユーモアミステリー。かわいらしくも憎たらしい双子の主人公と、プロの泥棒ながらも、なんだかんだと双子の面倒を見てしまう主人公の掛け合いや駆け引きは軽快で、すぐに本書の虜にさせられてしまいます。双子の親は同時期に駆け落ちしており、姿をくらました両親の代わりに主人公が「ステップファザー」(stepfather)、「継父」役をすることになるのですが、この設定の強引さが気にならない文章は、さすがは宮部みゆき!と唸らされます。
 さらに、全体的にトーンの明るい作品ではあるのですが、重たいテーマが見え隠れしたり、心情の変化を読者にも共感できるように描かれていたりといったテクニック・・・というと陳腐になってしまいますが、その辺りが巧みで、気づいたら一気に読んでしまっています。
 少し物足りないかな?と思う分量とラストではあるのですが、「もっと読みたい!」と思ってしまうのは、作者の計算によるものなのでしょうか。ミステリー作家さんにはいつも手玉にとられてしまいます。肩肘を張らずに読んでいるといつの間にか熱中してしまう・・・好きな作家の本を読むのは、やはりいいですね!
 
2012.12.03 Mon l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんばんは、TNBです。
 今回は「往復書簡」(著・湊かなえ、幻冬舎文庫)をご紹介いたします。


往復書簡 (幻冬舎文庫)往復書簡 (幻冬舎文庫)
(2012/08/02)
湊 かなえ

商品詳細を見る


 先月、映画が効果された『北のカナリアたち』。その原案となった「二十年後の宿題」が収められている短編集です。
 湊かなえさんというと『告白』で鮮烈なデビューを飾り、また映画のショッキングな映像や設定が個人的に印象として強かったので、「吉永小百合さん主演の映画、その原作はどのような内容なのだろうか?」と気になり読みました。
 本書は往復書簡の名のとおり、登場人物同士の手紙のやりとりがひたすら続きます。手紙のやりとりを読み進めるうちに、過去にあった出来事(事件や事故)が徐々にあきらかになり、それに伴い登場人物の本音や隠していた事実、気づかなかった想いのすれ違い等がわかってきます。過去から現在に向けて、他人同士の手紙のやりとりを読むことで少しづつ謎が紐解かれていくミステリーです。
 「十年後の卒業文集」では高校時代の同級生の結婚を期に十年ぶりに会った友人から、「二十年後の宿題」では病床に伏せている小学校時代の恩師から「十五年後の補修」では日本に残してきた恋人からそれぞれの理由で手紙が届き物語が始まります。
 基本的に、どの話も独立していて、登場人物や舞台もそれぞれ異なりますが、短編集の醍醐味と言うのでしょうか、最後の1編「一年後の連絡網」でそれぞれの話が繋がる瞬間があり「二ヤっ」とさせられます。
 読み進めるうちに、読者は手紙を書いている本人になったような、時には他人の手紙のやりとりをのぞき見てしまっているような不思議な感覚に陥ります。また、手紙のやりとりという独特のテンポで文章が進んでいくため、なかなか物語の核心にたどり着けないもどかしさや、真実がわかったときの爽快感があり、何とも言えない読後感が味わえます。 どの話も読み応えがありおもしろいのですが、個人的にはやはり「二十年後の宿題」が一番でした。
 登場人物が20代後半~30代と年代も近く、題材も旧友との思い出、同窓会、結婚、過去と向き合う等いまの自分にとっても考えされる題材が散りばめられており、感銘も受け考えさせれる場面も多くありました。
 静かな雰囲気でちょっと毛色の異なるミステリーが読みたい方は、ぜひご一読ください。
2012.12.02 Sun l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんばんわ、秀丸です。

RSNA2012に向けていろいろな準備をしながらも、
面白い本を見つけましたのでご紹介致します!

「自分でやった方が早い病」(著・小倉 広、星海社新書)

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 本書は「自分でやった方が早い病」という病の恐ろしさを教えてくれる。この病にかかりやすい人は、大きく分けてこの2種類。
・「仕事がデキル人」
・「優しい人」
 前者は他人よりも仕事がデキルため、後者は相手に悪いと感じてしまう、またはお願いが下手だからと、自分で仕事をやった方が早いと感じてしまうという。
 この病の恐ろしいところは、いつまでたってもプレイヤー1人分の仕事しかできない状態が続き、マネジメントという重要な役割を果たせないところにある。
 また、仕事をまかせることで部下の成長を促すことをしないため、中長期的視点を考えると、組織全体の成長ができないこともマイナスになる。

 この病にかかる人の多くは、「仕事を任せる」ことの意味を勘違いしているという。その勘違いのポイントは以下の通り。
1.「任せる」は失敗が前提
 部下に任せても、1回や2回でできることはない。そのことを前提にしておかないと、すぐに「こいつは使えない」という烙印を押す結果に。人材育成の観点からすると、任せていないから、任せられない。
2.「任せる」は「丸投げ」ではない
 「任せたから、後は自分で自由に進めて結果を出せ」というのは部下が立派に独り立ちしてから。脇からいつでもサポートできる体制を整えておく。
3.他人に任せても、楽にはならない
 部下が育っていない状態では、仕事量は逆に増える。イライラもするし、時間もかかる。それをわかっていないと、「自分は被害者」と思ってしまい、病が進行する。

 病を克服するためには、
・「作業」だけでなく「責任」もセットにする
・「失敗」させることを必要以上に怖がらない
・「自分のコピー」をつくろうとしない
・「計画」と「検証」は一緒に行い、「実行」は1人でやらせる
ことを意識することが重要だと筆者は語る。

 RSNA2012に向かう航空機の中では、いろいろな本を読む予定です。面白い本をどんどんご紹介します。
2012.11.19 Mon l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんにちは、TNBです。

来週はもうRSNA2012ですね!
弊社編集部のスタッフも、現地での取材に向け着々と準備を進めています。

RadFanのRSNA2012特設サイトも日々更新中です!
RadFan Onlineトップページからもすぐにアクセスできますので
ぜひ一度ご覧ください。

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RSNA2012特設サイトでは「RSNAの達人」たちによるRSNAの上手な過ごし方・学び方、
オススメ演題や出展各社の講演会やブース情報だけでなく
シカゴでオススメのレストラン、ショッピングスポット等も紹介しています。

下記のURLよりアクセスできますので、ぜひお役立てください。

「RSNAの達人」
http://www.e-radfan.com/rsna2012-news/rsna2012-n01/

「Chicago Information」
http://www.e-radfan.com/rsna2012-news/rsna2012-n02/

「オススメ演題」
http://www.e-radfan.com/rsna2012-news/rsna2012-n03/

「各社講演会情報」
http://www.e-radfan.com/rsna2012-news/rsna2012-n04/



2012.11.18 Sun l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんにちは、バッカスです。

RSNA開催が近づいてきましたね!
来週の今頃は飛行機の中、という方も多いでしょうか。

さて、Rad FanのRSNA2012特設サイトでは、オススメ演題や各社ブース情報、
そしてシカゴのレストラン、観光情報など、
役立つ情報を日々更新しています。

ぜひ、お役に立てていただければ幸いです!

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2012.11.17 Sat l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんばんは、TNBです。

今回私がオススメする本は、「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」(著・山中伸弥、緑 慎也、講談社)です。

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 先月、ノーベル医学・生理学賞を受賞された山中伸弥彦先生の自伝です。
第1部「iPS細胞ができるまで」と「iPS細胞にできること」、第2部インタビューの2部構成となります。
 第1部では著者が医学を志すようになった理由から基礎医学の世界に歩みを進めることになった経緯、そして研究を続けるなかでついに「iPS細胞」を開発するに至るまでの足跡が書かれています。
 第2部では聞き手の緑 慎也さんによるQ&A方式のインタビューにより、これまではなかなか語られていなかった苦しみや胸の内、今後の研究で著者が目指していくことなどが詳細に語られています。
 本書の特徴として、まずとても読みやすいことが挙げられます。
 本文のすぐ下に、各ページに出てくる専門用語の解説文が載っており、また「阿倍野の犬実験はするな」という言い回しや、iPS細胞の話の核となる遺伝子の複製の話には「京都の作り方」などの独特の例え話が用いられていて興味が惹かれスラスラと読み進めることができます。
 本書1冊で医学、生物学、発生学、遺伝子・分子生物学、そしてがん治療などについてわかりやすく学ぶことができるのも大きな特徴です。
 そしてなにより、本書全体を通して、著者が臨床の現場で抱いた「難病で苦しむ患者さんを、なんとか治す方法を探したい」という気持ちが滲みでて感じられました。
 連日、様々なメディアに取り上げられており、私も以前NHKスペシャルで山中先生の特集がされた際に視聴していたので、第1部にあるような「臨床医時代の挫折」や「アメリカ留学時代の恩師との出会い」など聞いたことがあるエピソードもありました。しかし、本書では当時の出来事やその時の著者の気持ちがより詳細に書かれているため、新たな発見や驚きがあり新鮮な気持ちで読むことができます。
 個人的には、第2部のインタビューで語られている「飛ぶためにかがむ」での著者の辛い時の考え方の切替え方などは勇気づけられました。また「iPS細胞」と「ES細胞」が非常に似ており人工的に作られた細胞なのにとても安定しているということがとても興味深かったです。
 帯には「やさしい語り口で、中学生から読める」と紹介されていますが、大人が読んでも違った驚きと発見がある本だと思います。ぜひ、ご一読ください。
2012.11.12 Mon l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんにちは、くりぼーです。

今回私がオススメする本は、「記者になりたい!」(池上 彰著、新潮文庫)です。


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この本の詳細を見る


 今やニュースの解説や「そうだったのか!○○」等で知られ、各メディアに引っ張りだこの池上彰氏が、そのキャリアの原点であるNHK記者時代を主に語る本書。松江や呉の地方記者を皮切りに、警察庁担当、災害担当記者としてホテルニュージャパン火災や、御巣鷹山日航機墜落など様々な大事件を取材してきた・・・と聞くと、壮絶な内容を大仰な語り口で書いてあるのでは、と警戒してしまいますが、そんなことはありません。私は池上彰氏の著書を初めて読むのですが、テレビ等で拝見しているのと同じく、わかりやすさを追求して執筆されていると読み始めてすぐに感じました。わかりやすい文章にするための工夫が最もあらわれているのが、キーワードや専門用語、時事用語などをコラムという形で説明している点です。脚注という形で、章末や巻末などに小さく記入するのでなく、文章の途中にコラムという形で挿入されます。コラムも数行から、多くても半ページといった分量なので、本文を読み進める上で妨げになることもなく、むしろわからない用語の意味をすぐに知ることができ、より読みやすくなっています。
 内容面でも、筆者の記者としての経験がふんだんに盛り込まれており、将来記者を目指す人でなくとも、引き込まれてしまいます。記者はなぜ非常線を超えることができるのか、という問いに対しての、「記者は視聴者や読者の代理人であり、国民の知る権利を守るためである」という言葉には、考えさせられるものがありました。記者は国民の知る権利を守るために、取材力・表現力を身につけなければならないと感じ、自分の仕事ともリンクする面があり、気が引き締まる思いです。
 また、ゼンマイ式カメラやポケットベルといった取材アイテムから、当時の取材の様子を知ることができる点も、非常に興味深かったです。
 将来記者や報道関係の道を考えている方だけでなく、老若男女、全ての方が楽しめる内容となっている良書ですので、是非お読みください!
2012.11.12 Mon l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんばんは、秀丸です。

今回私がオススメする本は、「武器としての交渉思考」(著・瀧本哲史、星海社)です。
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『世の中を動かすためには、自分ひとりの力じゃ足りない。ともに戦う「仲間」を探し出さなければ、ならない。そして、彼らを見方にし、ときには敵対する相手や、自分たちよりもはるかに巨大な力をもつ「大人」とも「交渉」によって合意を結ぶ。そうやって初めて、世の中を動かしていくことができる。そう、交渉こそが、いまの君たちに必要な“武器”なのだ。』

そう語る著者は、「バトナ」「ゾーパ」「アンカリング」の必要性を説く。

「バトナ」とは、「Best Alternative to a Negotiated Agreement」の頭文字をとった言葉。相手の提案に合意する以外の選択肢のなかで、いちばん良いもののことを指す。バトナとして良いものがあれば、必ずしもその交渉で合意する必要はなく、交渉上、強い立場になれる。

「ゾーパ」とは、「Zone of Possible Agreement」の略。合意が可能な範囲のこと。この範囲をしっかりと見極めることができないと、交渉自体が無駄に終わることもある。

「アンカリング」とは、最初に提示する条件によって、相手の認識をコントロールすることを意味する。最初に相手をアンカリングすることで、優位に交渉をすすめることができるし、相手から提案を受けた際には、それがアンカリングではないかと疑わないと、優位を相手に奪われることになる。

筆者は多くの事例を紹介しながら、上記の要素を駆使し交渉を進めていくことが必要と語る。

「合意」を作り出す手段こそが「交渉」であり、「働く」とは「交渉」によって「合意」を探り合う行為となる。本書によって、その必要性を再確認させていただいた。
2012.11.06 Tue l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
編集部のくりぼーです。
今回私が紹介する書籍は、
橘玲の「知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語」です。

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知的幸福の技術 自由な人生のための40の物語(幻冬舎文庫)

 「億万長者になって王侯貴族のような生活を送ることは誰にでもできるわけではないが、自分と家族のささやかな幸福を実現することは、難しくはない。必要なのはほんの少しの努力と工夫、人生を設計する基礎的な知識と技術だ。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の著者が、激変する状況のクールな認識から人生設計を再構築する方法を凝縮する一冊」という謳い文句に魅せられて読んでみました。
 内容は人生を経済的側面から考察していこうという感じで、語り口も淡々としていますが、読んでいて「おお!」となる場面の多い本でした。年金や生命保険の話などは、生きていくためには知識と冷静な判断力が必要なのだと改めて感じさせられました。その他にも、経済的な独立を果たし、家族を守ることのできる人間になるために、知っておくべきエッセンスが凝縮された一冊となっているのではないでしょうか。
 また、本書は筆者の主張をまとめた、いわば総集編のような構成となっており、要点が簡潔に書かれています。かといって、味気のない文章の羅列になっていることはなく、淡々と進みながらも読者を一気に引き込む文章力には、思わず唸りました。私もいつか、わかりやすさと面白さを兼ね備えた文章を書いてみたいものです。
 今、この年齢で読めてよかったと思える一冊でした。
2012.10.29 Mon l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
編集部の秀丸です。
今回私がご紹介する書籍は、
横山秀雄の「第三の時効」です。


横山秀雄



第三の時効(横山秀夫著、集英社文庫)



刑事たちの生々しい葛藤が読める短編集となっており、人物の描写がすごく、刑事一人一人の心情が濃密に、そしてリアルに描かれています。

表題の「第三の時効」が私のお気に入りです。

ある男性が、自宅のアパート・妻の目の前で男に刺し殺されました。逃走した男は妻の幼なじみ。被疑者の男は追跡を逃れつつ、まもなく15年の時効を迎えようとしている…。

しかし、被疑者は犯行後、1週間台湾に渡航しており、その期間は時効が停止しています。刑事たちは15年目の日を「第一時効」、1週間後を「第二時効」と呼び、時効が成立したと勘違いして姿を現す被疑者を捕捉しようと、捜査を続行します。

やがて、1週間が経ち「第2時効」を迎えた。そのとき、刑事・楠見は「捜査続行」を部下に命じます。果たして、楠見が考える第三の時効とは一体何なのだろうか…。

ラストにやってくる“大どんでん返し"に、度肝を抜かれます。

著者の横山秀雄は、もともと上毛新聞の記者。刑事たちの捜査手法を緻密に描けるのは、その時の経験を生かしているからなのでしょう。

一気に読み切れる一冊でした。寝不足にご注意を。
2012.10.22 Mon l 未分類 l コメント (1) トラックバック (0) l top
くりぼーです。
私のオススメ本をご紹介します!

ガイアの夜明け 2011

ガイア


テレビ東京報道局=編 (日本経済新聞出版社)


 シリーズ累計30万部超の「ガイアの夜明け」文庫版の第7弾です。電気自動車ウォーズ、脅威のチャイナマネー、売れない時代に売る極意など、2009年から2010年にかけて放映された番組から20本を収録しています。
 100年に一度の不況、雇用の動乱、中国の台頭。これまでの常識が通用しない大変革時代が到来する中で、新たなビジネスに挑戦し続ける人々の姿を追った、テレビ東京の人気番組「ガイアの夜明け」を文庫化した本作。テレビ番組をそのまま文章に起こしたものではなく、文庫用にしっかりと編集されており、読みやすくなっています。
 個人的には、「デフレと闘う~売れない時代に売る極意」の章に惹かれました。激安路線を突き進むスーパー、高付加価値商品やコミケ戦略といった発想の転換でデフレに対抗する納豆メーカー、こだわりの品を多数集め、高価格にも関わらず繁盛するデパ地下スーパー、経営コンサルタントの力を借り「売れる言葉」戦略で生まれ変わった土産物店など、逆境を跳ね返す企業の事例はどれも面白いものばかりです。
 その他にも、万博で活躍する日本企業や、JAL危機の独占取材、逆境に挑む技術者の新たな出発など、興味の尽きないコンテンツが詰まっています。
 様々な角度からビジネスを考察することができ、さらに堅苦しくなく読みやすい一冊。自分もやろう!と思える本です。
2012.10.16 Tue l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんばんわ。秀丸です。
私のオススメ本をご紹介します!


人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。
20代で身に着けたい本の読み方80

千田琢也
(日本実業出版社)
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 次代創造館の代表であり、イノベーションクリエーターの千田氏執筆による、人生を変える超実践的読書術。漫画しか読まなかった若き日の同氏は、大学に入って良書と出合い、一気にその人生観を変えた。大学4年間で1,000万円分、1万冊以上の書籍を購入し、そのすべてを読みつくしたという。雨の日も雪の日も、毎日仙台の丸善・金港堂に通いつめ、ジャンルを問わず、手に触れた本をすべて購入し続けた。
 「本さえ読めば、どんな時代になっても知恵で生き抜いていける」「本を読むから時間に余裕ができる」「すばらしい小説は、すばらしいビジネス書」「本が背中を押してくれる行動力」「本が教えてくれる本当のコミュニケーション能力」といったように、読書をすることで知恵が身に付き、素晴らしい人生を送れることを教えてくれる。
 私が特に気に入った言葉は、「本が伸ばしてくれる効率的な勉強力」。文字量の少ない本を味わいながら読むこと、好き・嫌い・初めての著者3冊でテーマを深堀りできること、乱読しても睡眠中に整理できること、本の帯から流行のエキスを吸収することを実践することで、より効率的に自分自身を成長させていけることを教えてくれた。
 忙しいからこそ、読書で情報を整理することで、中身の濃い人間像を形成できる。最近時間が取れないと思っている方にほど、ぜひ読んでもらいたい1冊だ。
2012.10.15 Mon l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんにちは!
営業部の林です!

今日も一段と寒いですね。
私は寒いのが苦手なので、こたつに入りたい…
なんて仕事中にもかかわらず思ってしまいます…。

ですが!そんなことを言ってたらRSNA2011取材班に怒られてしまいますね!
RSNA 2011取材班が、そろそろ成田に着く頃なんです!
(旅立つ前より大幅に気温が下がってて、ビックリするのではないでしょうか!?)
取材疲れと時差ボケでへとへとでしょうね…。

そして!!
そのRSNA2011ですが!
「RSNA 2011 Award Winners」が発表されました!
RadFanオンライン RSNA2011特設サイトでは、
昨日ご紹介した久野博文先生(国立がん研究センター東病院放射線診療科)含め、
日本人受賞者一覧を公開しております!

 ↓こちらをクリック↓
 ◆速報! RSNA 2011 Award Winners ~日本人受賞者一覧~

受賞された先生方、誠におめでとうございます!!


RSNA 2011、全てはあなたのもとに
http://www.e-radfan.com/rsna2011/
RadFanオンライン RSNA2011特設サイトでホットな最新レポートを

2011.12.02 Fri l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんにちは!
営業部員の寺島です!

今日は一段と寒くなりましたね。
東京23区では最高気温11℃、最低気温7℃とのこと。
今まで秋モノのコートでしたが、ついに冬モノにシフトしました。

そんな中、シカゴよりホットな情報が届きました!!

久野博文先生(国立がん研究センター東病院放射線診療科)が下記の演題で
RSNA2011 Magna Cum Laudeを受賞されたそうです!
おめでとうございます!
http://www.e-radfan.com/rsna2011-es/11377/

―CODE―
LL-NRE4253
―演題名―
Evaluation of Laryngeal and Hypopharyngeal Cancer: MRI and CT with Introduction of Dual-Energy CT


さらに!
久野先生は昨年のRSNA2010でもMagna Cum Laudeを受賞されており、2連続受賞です!!

シカゴの取材班より報告を受け、
日本にいる営業部は大盛り上がりでした!

昨年RSNA2010 Magna Cum Laude受賞時のご報告を
「RadFan2011 2月号 特集2 RSNA2010渾身Reports」にていただいておりますので、
そちらも是非、ご高覧ください!



RSNA 2011、全てはあなたのもとに
http://www.e-radfan.com/rsna2011/
RadFanオンライン RSNA2011特設サイトでホットな最新レポートを
2011.12.01 Thu l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんにちは!営業部の岩津です。

RSNA2011も終盤になってきました!

シカゴにいるRadFan編集部員は取材と原稿執筆に追われながらも、
本日はRSNA 2011に参加されてる某先生と飲みに行ってきたようです!
異国の地で飲むビールは格別でしょうね!!

とはいえ!本日も非常にたくさんのRSNA2011最新情報が更新されております!

特に、今回のRSNA 2011特設サイトは動画配信が満載!!
今日公開された【RSNA2011 動画セレクション!】では
Rad Fan RSNA 2011取材班による動画インタビューなどをまとめて掲載しております!

その他、各社展示製品速報や、
RSNA2011に参加されている先生方の現地速報など
続々更新しております!

最後までお見逃しなく!!


RSNA2011、全てはあなたのもとに
http://www.e-radfan.com/rsna2011/
RadFanオンライン RSNA2011特設サイトでホットな最新レポートを

2011.11.30 Wed l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんばんは。RadFan営業部の米田です。

天候*雪*の予報が出ている中、
RadFan取材班は企業ブースなど、その他の取材も順調に進んでいる様子。

やはり各社気合いが入っているようで、
皆様にお伝えする情報の選別が難しいとも聞いています!

さらに!

RSNA 2011に参加されている先生方より、
RSNA2011スペシャルレポート!(現地速報)も届いています!
http://www.e-radfan.com/category/rsna2011-news/

是非、こちらもご覧ください!

明日からもますます最新情報が公開されていきますので、
お見逃しなく!!


RSNA2011、全てはあなたのもとに
http://www.e-radfan.com/rsna2011/
RadFanオンライン RSNA2011特設サイトでホットな最新レポートを
2011.11.29 Tue l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんばんわ。
留守番組の営業部員の大鳥です。


RSNA 2011取材班から届いた新着情報をご紹介します!


米国BRIT社が提供する
DICOMの無料ストレージサービスを発見した模様です。
http://www.e-radfan.com/rsna2011-es/10663/


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Dropboxのような、医用画像専門サービスみたいですね。


無料で5GBのストレージが使え、
WebやiPadから閲覧可能のようです。


このような新サービス情報も、
RSNA 2011取材班から続々と到着しています。


弊社特設サイトをお見逃しなく!


【RSNAの最新情報はコチラから! Rad Fan RSNA2011特設サイト】
http://www.e-radfan.com/rsna2011/
2011.11.27 Sun l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top