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編集部の枝でございます。
患者がリラックスして検査を受けられるよう、検査室を美しい映像や音楽で演出する、Philips社の「Ambient Experience」。その導入施設の一つである、Advocate Imaging Specialistsに訪問してきました。

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シカゴ市の郊外、ウィルメットにあるAdvocate Imaging Specialists。
入り口は高級ホテルのような雰囲気です。

PICT0110.JPG

下の動画はCT室。Brilliance 64が導入されています。壁に映る映像は、子供向けイラストや、オーストラリアの風景、カリブの風景など、患者が自由に選択することができます。



下の動画はMRI室。Achieva1.5Tが導入されています。こちらも壁面に好きなイメージを映すことができます。また、検査時の大きな音を消すため、ヘッドホンで好きな音楽を聴くことができるそうです。



下の写真は超音波検査室。一般検査と血管超音波検査を行っているとのこと。

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下の写真はデジタルマンモグラフィ検査室。天井の映像と音楽で、リラックスできる雰囲気になっています。このときは坂本龍一の曲が流れていました。

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以前、Philips社のMRIで検査を受けたことがあるのですが、検査室がフローリングに間接照明という暖かみのある雰囲気で、とても安心したことを覚えています。そのルームデザインは、照明機器部門にも力を入れている同社ならではの工夫とのこと。「Ambient Experience」は、検査に際する恐怖感を減らすための、革新的な試みなのですね。日本での導入事例は現在の所兵庫こども病院のみですが、導入サイトが増える事が期待されます。
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2007.11.30 Fri l 取材報告 l コメント (0) トラックバック (0) l top
編集部の枝でございます。
「People Forcused.Healthcare simplified.」をキャッチコピーに挙げ、患者志向のヘルスケアを目指すフィリップス。今回のブースの目玉をご紹介します。

Brilliance iCT

同社CTの新製品は、256列Cardiac CT「Brilliance iCT」。新しい管球、Nano-Panel Detector、クアッドコアCPUによるReconstruction、の3点を組み合わせた「Essence Technology」と呼ばれるテクノロジーを搭載している。「iCT」のiは「intelligent」の頭文字であり、「Essence Technology」の有用性を示しているという。
「iCT」の大きな特長は、迅速な冠動脈撮影が可能となることにある。「Essence Technology」によって超高速スキャン、画像再構成時間の短縮を実現。また、タッチ式の簡便な操作パネルや、撮影後の画像を自動解析するシステムなどによって検査時間の短縮を図り、スムーズな画像診断につなげる。
「iCT」の日本への導入予定は未定だが、今後出荷される「Brilliance 64」はすべて「Essence Technology」搭載モデルとなるとのこと。

PICT0254.JPG
2007.11.30 Fri l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
メディカルアイの鳥越です。
RSNA4日目となり、機器展示のメジャーなブースはある程度一通り見てきましたでしょうか? その周辺にあるブースは見学しましたか?
「機器展示の小さなブースはとってもフレンドリーだし、おもしろいものがあるんや」とRSNAベテランの林 信成先生に小さなブースをぐるっとご案内して頂きました。

まず目についたのは、超音波検査台。
手元のリモコンのボタン操作で上下、斜めへ動くのが面白いそうです。
IMG_3892.JPG


続きまして、読影環境を快適にする机です。
机の天板が手動で上下するものは、いくつかありました。

上下運動だけではありません。
ボタン操作で電動で机の天板の角度まで移動できる机までありました。
モニターの上下、前後もできるので、老眼の方にはお勧めです。
前の照明をつけると、後ろの照明が自動で適切な明るさに調整されます。
何もかも自動ですね。あとは仕事するのみでしょうか。

斜め机.JPG
パンフレットと同じポーズを無理矢理とって頂きました。吹き出しを付けるとしたら、「こんなに便利な机、なぜ買わないの?」でしょうか? アメリカっぽさをかもし出しています。

さて、この机が欲しくなった皆さまは、お値段が気になりますね。
なんと、税別1万3千ドル! 日本円にして150万円くらいでしょうか? 高い! 日本よりがっつりと収入を得ていると言われる米国の放射線科医にとっては普通のお値段ですか?


椅子も不思議です。後ろに背骨がついています。
稼働式テーブル1.JPG
使用方法は、この背骨をゆるめて一度自分の背中の型をとり、固定した型で常に座れるようにするそようです。首まで自在に固定できます。
お値段は1,500ドル。日本円で16万円でしょうか。机がとっても高かったので椅子がリーズナブルに感じてしまいます。そういう商売方法かと疑ってしまいます。


続きましてRSNA会場では珍しいネクタイを扱っているコーナです。
一見普通のネクタイです。
ネクタイ売り場.JPG
じっくり見ますと、RSNAらしいマニアックな絵だと分かります。
マニアックネクタイ.JPG
ネクタイを忘れてしまったら、是非このお店でご購入を。


人材派遣その3.JPG
人材派遣のコーナがずらっと並んでいます。
有名病院の名前のついていた人材派遣ブースもあるそうです。

ずっと何だろうと思っていたこの韓国コーナにある、朝青龍の絵があるブースは、中古品販売のブースでした。
人材派遣1.JPG


こちら林先生の一押し足のマッサージ器。足の下の機器と、肩にあてられているのは同製品です。
マッサージ器 購入.JPG
先日、広い会場で足が疲れ、このブースに気休めで寄った林先生。靴のまま足裏を適度な振動でマッサージしてくれるから便利~程度に思っていたそうです。マッサージ終了して、会場を歩き始めたら、なんと足に羽が生えたように、すご~く軽くなっていたことを実感。「こりゃ、かわなアカン」と、急いでマッサージブースに戻り、購入したそうです。
足だけではなく、肩にも背中にも、そして椅子の腰部分に置いても利用できる優れものです。お値段は、通常399ドルのところRSNA特別価格で199ドル。さらに税金分を値切って購入した林先生でした。
私も試してみましたが、確かに足がすご~く軽くなったことを実感しました。
しかし、数キロのマッサージ機を持ち帰る体力が残っておらず、日本のテレビショッピングに登場するころに、購入しようと思いました。


まだブース周りはまだ続きますが、荷物の整理が済んでおらず、本日発の飛行機に乗り遅れそうなので、取り急ぎこれにて失礼いたします。また、この枠でご紹介していきます。

番外編として、ブースで貰えるおもしろグッズをご紹介します。
全体写真は下記の通り。
IMG_0790.JPG
さて、残り1日、この中の製品をいくつ見つけることができるでしょうか?

1つだけ、ご紹介します。
とあるブースではブーメランが頂けます。
ブーメラン.JPG
上手な飛ばし方を教わる林先生です。
飛ばし方を教授.JPG
飛ばし方のテクニックは分かりましたが、結局何のブースかは分かりませんでした(林先生は知っていると思いますが)。

ちょっとした息抜きにいつもと違うブースを訪問すると、思いもよらない何かが見つかるかもしれません。
2007.11.29 Thu l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
メディカルアイの鳥越です。
煎本先生の企画ご提案で“Case of the dayを楽しもう!”コーナーを作ってみました。

Lakeside learning Centerを歩いていたら、たまたま煎本先生と出会ってしまった奥田逸子先生(虎の門病院)達にご協力頂きました。奥田先生は、RadFan2007年5月号のマンモグラフィリーディングクラブ参加体験レポートにご執筆して頂いております。RSNA後半おつかれのところ、ご協力頂きまして有難うございました。

さっそくCase of the dayに参加しましょう。

診断クイズがRSNA期間中にカテゴリー別に毎日十数題出題され、それに解答していきます。
カテゴリーは、以下の14に分けられます。
Breast、Cardiac、Chest、Emergency Radiology、Gastrointestinal、Genitouriary、Musculoskeletal、Neuroradiology、Nuclear Medicine、Obstrial、Pediatrics、Physics、Ultrasound、Vascular/Interventional。


Lakeside learning Center入って右奥のモニターに問題が表示されます。じっくり考えましょう。
1問題の場所.JPG
2問題を考える図その2.JPG


会場に設置されているモニターから、またはWebに繋がるご自分のPCからも解答可能です。
3問題解答の場所.JPG

会場にあるモニターからログインしています。
4ログイン画面.JPG

“Case of the day”のページには左上から入ります。
5左上のボタンをっくりっく.JPG

じっくり考えます。href="http://blog-imgs-27.fc2.com/r/a/d/radfaneditor2008/_1227573236.jpg" target="_blank">6真剣に問題を解く.JPG

画面の下に解答を入力。
7選んで答えを入力.JPG

答えを入力後、確認画面も出ます。
8答えが出ます.JPG

翌日,正解が発表され、成績優秀の方は名前が公表されます。
9結果を見る.JPG
成績優秀の先生方、それぞれご自分のお名前を指して記念撮影です。
10ありました1.JPG

さらに、インフォメーションセンターで申請するとWinnerのリボンを頂けます。
11インフォメーションセンター.JPG
色とりどりのWinnerリボンをネームにどんどんつなげていきましょう。最終日にはいくつリボンを付けることができるでしょうか?
12リボンをもらうその2写真撮影.JPG
0リボンをいただく図.JPG

また、解答はDaily BulletinというRSNA会期中は毎日発刊されている新聞にも掲載されます。
13新聞.JPG

追伸
突然の依頼であるにも関わらず快くご協力頂きました、奥田先生たちに感謝です。先生のポスターの前での記念撮影で締めくくらせて頂きます。
16記念撮影その1.JPG

2007.11.29 Thu l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんにちは、編集部の橋本です。

RSNA前から、東芝は256列CTを発表するのでは…との噂が飛び交っていました。
ふたを開けてみれば、なんと320列でした!!
256列で研究を続けていましたが、製品化にあたって320列を実現させたとのことです。
今年のRSNAの、ビッグサプライズになったと思います。

さてこの新製品、「Aquilion ONE」は0.5mmスライスで16cmの撮像が可能、心臓をメインのターゲットとしていますが、頭部、胸部(肺)そして腹部領域でも期待できるそう。

また、ノンヘリカルで被爆量は従来の64列(ヘリカルスキャン)と比べて大きく低減されるとのこと。

詳細はまたHPなどでご紹介していきます。
取り急ぎ、どういった画像が撮れるかを、下記にご紹介。
2007.11.29 Thu l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんにちは、編集部の橋本です。

RSNAもいよいよ終盤。
仕事なので致し方ないのですが、RadFan編集部員は観光も買い物もしていません。
…とそれを知った編集委員の林先生が「初めてのシカゴなら、これだけは見とかなあかん!」というスポットを案内してくださいました。林先生、ありがとうございます!!
忙しくて観光も買い物もできていない!という方、ぜひご参考までに(シカゴ初学者向け)。

まずは有名なシカゴ美術館
2階にはスーラやゴッホ、ピカソら有名画家の作品が数多く展示されています。他に現代美術などもあります。
1階には日本、朝鮮、中国のコーナーやアメリカ美術・工芸、ヨーロッパ装飾美術などがあります。そしてミュージアムショップ。お土産探しに最適です。
画像 128.jpg

30分でも美術館に入る余裕がないという方には、街中のオブジェをお勧めします。
Washington StとDearborn Stの交差点辺りには、ピカソの彫像があります。女性に見えたり、他の何かに見えたりすると有名な彫像ですね。
画像 136.jpg

そして今のシーズン、この広場に大きなクリスマスツリーも飾られています。
きれいに飾られたツリーを見たら、学会と時差ボケの疲れも、少し癒されるのではないでしょうか。
画像 141.jpg

また、マーシャル・フィールズ(現メイシーズ)の壁には、からくり人形が数点展示されています。ストーリーも記されていて、動く絵本といったところでしょうか。休日は子供たちでいっぱいになるそうですが、平日ならゆっくり見ることができます。
画像 145.jpg

そしてやはりシカゴといえば摩天楼。
ジョンハンコックセンターからの夜景は素晴らしかったです。碁盤のように整理された区画の街に並ぶ明かりは、日本とはまったく違う夜景を見せてくれます。
画像 007.jpg

さてさて、街をゆっくり歩く暇もない、でもとりあえず職場にお土産を買わなければ!という方は、Walgreenへどうぞ。
チョコレートなど、同じものでも他で買うより安く購入できます。

それでは、残り少ないRSNAを、シカゴの街を、心残りのないよう堪能してください。
2007.11.29 Thu l 取材報告 l コメント (0) トラックバック (0) l top
メディカルアイの鳥越です。
BrainLABのブースを訪問してきました。

同社の新製品Digital Lightboxをご紹介します。


Digital Lightbox
タッチパネル形式のモニター。DICOMにも対応している。画像の拡大、縮小が2本指で操作でき、回転させることも可能。
ブレインラボ 画像拡大.JPG
MPR(Multiple planar reconstructions)で、任意の断面を抽出できる。整形外科用に画像上で長さ、角度を計測し、画像を切り取って作業することもできる。HIS、RIS、EPR、PACSと接続でき、患者情報を入れればすぐに画像が開く。キーボードもタッチパネル形式を採用、患者名を入れれば検索してくれる。
タッチパネル.JPG
患者情報.JPG

患者への説明やカンファレンス時に使用すると便利です。
モニタ横のUSB端子やDVD/CDから画像情報の出入力がすぐに行えるそうだ。





さらに、ブース内では従来の下記の製品も展示されていました。

IMG_0700.JPG
2007.11.27 Tue l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
シーメンスの最新ブースレポートです。
動画と写真をあわせてご紹介していきます。

Artis zeego
血管撮影装置の新製品。作業用ロボットとCアームを合体させた意欲作だ。
注目度も非常に高く、下記の動画ではそのすぐれた可動性をお見せしたい。
無制限な可動域を誇っているということだ。




SOMATOM Definition AS
これも新製品で、128列のマルチスライスCTだ。回転スピードは、0.30秒で、78cmの開口部を誇る。またスキャン範囲は2mで最大荷重は300kgまで可能だ。

siemens2


被爆低減にも力を入れており、下記の図のようになるそうだ。

siemens3


またもう1つの大きな特長として寝台もスピーディに動くのも特筆すべきところだ。



4DCTAをうたい、CTA の画像にも力を入れていて下記のようなとても臨床的にすぐれた画像も表現していた。

2007.11.27 Tue l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
編集部の橋本です、時差ボケもすっかり直りました。
編集委員、高原先生のブログでもRSNA2007のリポートが始まりました! ぜひ、ご覧ください。
http://teleradiology.jp/MRI/index.html

日立ブースのメインは、その名の通りオアシスをイメージした憩いの空間に設置された、1.2TオープンMRI「OASIS」。垂直型超伝導磁石のタイプでは世界最高の磁場となっており、得られる画像は1.5Tに劣らないとのこと。アシンメトリな柱の配置、コイルの豊富さが、フレキシブルな検査を可能とする。米国先行販売製品。
MRIでは主流の製品となっている「ECHELON Vega」、「AIRIS」が、ブースのフロントを飾っていた。
IMG_1264.JPG

ECLOS
今年のITEMで発表されたマルチフィットCT。米国では16列のみ販売とのことだが、日本ではクリニック向け、検診施設向けに4列や8列でも販売している。4→8→16スライスの変更が可能なため、検査内容や設置スペースに合わせて最適なカスタマイズが可能である。
IMG_0467.JPG

HI VISION 900
独自のテクノロジーにより、従来よりも深部感度が向上、鮮明な画像が得られるハイエンドモデル。操作性や機能も高く、より使いやすく、より短時間での検査を可能とする。モニタ部分はブラウン管から液晶となった。硬さを視覚化したElastography(オプション)の評価は高く、国内外で順調に導入数を増やしている。
t.JPG
2007.11.27 Tue l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
メディカルアイの鳥越です。
コニカミノルタのブースにやってきました。

製品紹介の前に、外国と日本の製品名がなぜ違うのか、教えて頂きました。
米国では、製品名に意味のある名前が必要とされているとのこと。日本の製品名であるご存じコニカミノルタCR「REGIUS Unitea」だと、“なぜTea(お茶)? 何Teaなの?”と米国人から厳しいと突っ込みが入るそうです。

ということで、日本名「REGIUS Unitea」こと、米国名「イメージパイロットCRシステム」の製品を次にご紹介します。


Unitea.JPG
Unitia(米国名:イメージパイロットCRシステム)
商品の構成としては、サーバー、モニター、入力側はREGIUS110になる。
従来CRはコンソールが必要であり、そのコンソール上で体のパーツを選択、それに合わせた条件キーを選択して、はじめて適切な画像処理が行われていた。画像処理、コンソールができたあとに、ビューワで診るのが普通であったが、同製品では、そのボディーパーツの選択が必要ない。
CRを持っていない自動現像機しか持っていない医療機関が明るい環境の中で同製品のリーダーに入れるだけで、今までと同じ流れで、非常に簡単にデジタル化することができることが一番のポイントだ。
コンソールとビューワを兼ねた商品であり、それが可能となったのはコニカミノルタが新しい画像処理アルゴリズムを開発したため。人体構造の中で安定している骨を抽出して、骨のデータからヒストグラムを作り、結果を解析。骨と画像全体が適切な濃度になるように、1万を超える画像データを解説して、パラメータを決めて開発したそうだ。クリニック向けの製品であるが、開発・研究に非常に長い時間をかけ、ようやく製品化されたという。出力としては、紙プリント、従来のDICOMを使ったフィイルムへのプリントもできるし、もちろんPACSに送ることもでき、拡張性も備えている。



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REGIUS CONSOLE CS-2(米国名:Nano CR)
同じクリニック向け製品であり、日本名は「REGIUS CONSOLE CS-2」。既にPACSを持っているが、モダリティーワークリストを使ってRISからオーダーを受けて自分たちで運用したい医療機関をターゲットにつくられた製品。モダリティーワークリストもサポートしたいといった場合はコンソールが必要になるので、病院の要望に応じて、提供できるシステムをいくつか準備し、こういった製品を納めているそうだ。





最後に、日本ではあまり要望はなかったそうですが、米国ではニーズが高かったので製品化された商品をご紹介します。

米国では製品をコニカミノルタから買ったとき、購入後の1年先もその次の年も常に同じメーカーが保証するような製品機能の基準になっているか、その普遍性を自分たちでチェックしたいと要望が根強くあるようです。
そういった要望に、今まではマニュアルでチェックするプログラムを提供。ファントムを使用して、ラインのチャートが入っているのがどこまで見えるのか、写真を出力してみて自分の目で判断していたそうです。
担当者の方は、「地味な製品だけど、米国だけでニーズのあるものもきっちり提供することができてうれしい」と語って頂き、思い入れのある製品のようでした。



ファントム.JPG
チェック画面.JPG
今回の新しいQCプログラムは、画像を撮るだけで、自動でコンソールの中で計算して基準内に入っているか分かる。入っていない場合はここをチェックしてくださいと指摘され、自動で普遍性がチェックできる。ファントム(上写真)を撮影することによって、様々な項目を計算して基準内であるか否かを判断する。このライセンスを購入したら、CS2、3でソフトウエアを使用できるようになる。はやくて来年の1月から米国で発売する予定。




2007.11.27 Tue l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
メディカルアイの鳥越です。
いつもお世話になっているアロカブースを訪問してきました。

アロカブースも結構な人で賑わっていました。さすが老舗超音波メーカでです。

アジア系の人がふらりとブースに来やって、いきなり製品を指名買いしている姿も拝見しました。“説明はいらないからすぐに買いたい”とのこと。十分に下調べをしていたのか、一目惚れか。狙い撃ちされていた製品は、超音波装置「ProSound α5」でした。

さて、そんなアロカの超音波装置ProSoundαシリーズをご紹介します。



DSC02152.JPG
ProSound α10
ProSound α10はProSoundシリーズの最上位機種にあたり、大学病院でも好評を得ている。今年の4月にはバージョン6もリリースされた。バージョンアップにより3D機能が向上され、スキャンスピードが30vol/secになったという。特徴として、?高画質をもとめた超音波送信波形をプログラムできるコンパウンド送信を採用、?検査フローを向上させる最先端の画像処理機能を搭載、?高音圧系、中音圧系、低音圧いずれのコントラスト剤にも対応、?優れた拡張性を持ち生のエコー信号を保存、定量解析にもオンラインで対応できる、といったことが上げられる。また、幅広い分野にて高い評価を受けている Directional eFLOW は、従来の血流表示方法に比べ空間・時間分解能が高く、細部まで詳細に描出可能とのこと。
アロカ α10 direction.JPG




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ProSound α7
2007年10月に発売されたProSound α7。この製品のほとんどの機能はProSound α10から引き継いでおり、その上で検査環境を広げるコンパクトさを実現した。製品のキーワードがパワフル・フレンドリー・コンパクト。従来製品同クラスの機種と比較すると107kgと軽く、設置面積も横幅 49cm × 奥行 79cmと小さくなった、移動しやすいプレミアム超音波診断装置である。画面は15インチの高画質フラットLCDモニターを採用。さらにキーボードを出さなくても、タッチパネル式のキーポードが必要に応じてタッチパネルに出てくる。このタッチパネルは、ProSound α10でも好評であった機能。パネル上のボタンの色を色覚バリアフリーに配慮したブルーLEDスイッチを新たに採用した。ProSound α7は日本ではもちろん、各国でもかなり好評とのこと。



α5.JPG
ProSound α5
ProSound α10同様、高画質をそのまま使用することができるProSound α5。オリンパスメディカルシステムズとのコラボレーションによる超音波内視鏡システムなど幅広いニーズに対応する。米国では超音波内視鏡の市場が確立され、相当な数のα5が販売されているそうだ。
2007.11.27 Tue l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
編集部の橋本です。
ソニーブースからはイメージャーとプリンター製品をご紹介します。

UP-DF550
従来品の「UP-DF500」(14×17インチ)に加え、11×14、10×12、8×10の計4種類のフィルムサイズに対応。縦置き可能で、デスクの下にも設置できる省スペース設計。DICOM標準装備で高速な処理が可能。フロントオペレーション(他製品も同様)により狭いスペースにも収納可能、フィルムのジャミングもサービスコールなしに素早く解決できる。
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UP-D77MD
DICOMカラープリンター。カラーマッチングに優れており、全体のカラーではなく一色ごとに、色調の変更が可能である。モニターに近いカラーでの、高画質なプリントを実現する。
IMG_0596.JPG

UP-D74XRD
今夏発表されたデジタルフィルムイメージャー。フィルムと用紙の両方に対応している。インターフェイスはDICOMのみならずUSB2.0にも対応しており、個人ユースから院内全体での使用まで、幅広く利用することができる。
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2007.11.27 Tue l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
編集部の枝でございます。
本日はフィリップスの「Reading Room 20/20 Concept」が一目でわかる、必見の動画をご用意いたしました!

フィリップスが提案する20年後の読影室、それが「Reading Room 20/20 Concept」と呼ばれるデモンストレーション。今年度のPhilipsブースのなかでも、ひときわ注目を集めていた展示である。



まずは動画をご覧になっていただきたい。
一見すると、白い壁、白いテーブルにモニタがあるだけのシンプルな部屋であるが、モニタはタッチ式の入力装置となっており、テーブルも同様にタッチ式モニタとして使用可能。キーボードもマウスも必要ない、インタラクティブなインターフェイスである。また壁にも「Ambient Wall System」と呼ばれるシステムによって、画像を表示させることができる。
テーブルモニタを使って読影医がカンファレンスを行う際にも、テーブルに触れて画像をドラッグ&ドロップするだけで任意の画像を選択できるため、きわめてスムーズな操作となる。また、世界中のドクターとビデオカンファレンスを行う際には、壁面モニタに対話相手と画像が表示され、コラボレーションが可能となる。
また、読影室のルームデザイン・システム設計についても、ブースに展示しているような形式に限らず、個々の導入事例に合わせた設計を行うことが可能であるという。
「Reading Room 20/20 Concept」で発表された革新的なシステムは、すべてフィリップスオリジナルのプログラムであるが、現時点ではあくまで開発段階のもの。しかし、早くて2年後には実現も可能ではないかとのこと。
2007.11.27 Tue l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんにちは、編集部・橋本です。
島津製作所ブースからは、下記の3点をご紹介。

RADspeed Safire今春発表された直接変換方式FPD搭載の一般撮影装置。17×17インチ広範囲FPDが優れた視野角を提供。最大フィルムサイズの領域をカバーし、歪みのない超高精細画像で胸・腹部や整形分野での検査をサポートする。
画像 019.jpg

Bransist Safire
17×17インチの大視野FPDを搭載した装置。今年9月に発売が開始された。CTライクイメージングと呼ばれる3Dの再構成画像で、あらゆる角度からの観察が可能となっている。微細血管やPCIデバイスの描出能も向上。
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Mobile DaRt
FPD搭載、国内初の回診形デジタルX線装置。本体ハードディスクに2,000枚の画像を保管できる走行性の良いコンパクトなボディと、カセッテ不要のデジタル型で、スムーズに院内を回診することが可能。画像処理が本体の液晶モニタで行えるため、従来に比べ安定した高品質画像が得られるとのこと。画像 044.jpg
2007.11.27 Tue l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
2007年10月末に独シーメンス社から医療市場向けモニター事業を買収したナナオ。ブースには「EIZO welcomes SIEMENS Display Technologies to its family.Two experienced monitor manufacturers now under one roof.」と書いている看板もありました。本社のある石川県から世界をまたにかけるメーカへと成長し続けています。今回のRSNAブースは合併前の両メーカから担当者が来ているそうです。
nanaosi-mensu.JPG


製品紹介は以下の2点です。

RadiForce GX320
3MPモニターであり、輝度均一性を向上させるDUE機能を搭載している。モニター輝度だけではなく環境光の測定も可能なセンサーを内蔵。センサーはキャリブレーション時に表示され、取り付け取り外しの手間が必要ない。使用環境を考慮したモニターの品質管理まで追及するハイエンドモデルである。
GX320.JPG

FlexScan MX240W
1600×1200のUXGA表示だと、医用画像の表示がカルテのテキストに重なってしまう。このMX240Wのワイド画面表示なら重ならずに快適な作業領域を保つことができる。輝度均一性を向上させるDigital Uniformity Equalizer (DUE)機能とモニターの品質管理を可能にする RadiCS LE を搭載。ブースでは、対抗機種を並列して並べており、見え方の違いが実感できる。またMX-Seriesより、通常のDICOMに対応するようになった。

mx240v.JPG
2007.11.27 Tue l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
編集部です。
続いては、根本杏林堂ブースの製品をご紹介します。

Dual Shotα
今年から米国や欧州で発売開始されたCT用造影剤注入装置であり、海外のみで販売されている。
主な特長は、米国人などの診療放射線技師の体型に合わせてつくられた形であり、操作ボタンなどを大きくしている。指の大きな人にも快適な操作性を与えることを第一に考えているそうだ。
今回はGEブースにも展示されている。
IMG_1250_edited.JPG


AUTO ENHANCE A-60(左)
こちらは日本でも発売されているおなじみのCT用造影剤注入装置だ。設定が容易なコントロールパネルを備え、非常に使いやすい装置として定評のあるもの。またスイッチには誤動作を防ぐ安全ガードも付けられており、安全性もよく考慮され、設計されている。

AUTO INJECTOR 120S(右)
これも日本でも発売されているアンギオ用造影剤注入装置。タッチパネルを採用しており、
操作性も高く、また微量注入から大容量まで対応できるすぐれたインジェクターと言える。
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2007.11.26 Mon l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
編集部の橋本です。
25日の夕方はみぞれのようなものもぱらつきましたが、広い学会・機器展示会場を歩いていると暑いぐらいです。

東京特殊電線は、1500万画素高精細モノクロディスプレイ「MS51i2」を発表!
同製品は、新開発のISD(Independent Sub-pixel Drive)テクノロジー(特許出願中)を搭載することで、1500万画素という超高解像度を実現した。従来の製品は背景の映り込みを低減するためパネル表面に処理を行っており、表示画像の鮮鋭度を低下させていた。「MS51i2」は特殊なAR(アンチリフレクション)処理(特許出願中)により、背景の映り込みを抑えると同時に高画質な表示を可能とした。フィルムに近いクリアな画質を実現する。
画像 086.jpg

「CCL352i」、「CCL252i」
CCLシリーズiモデルの最新型。こちらのモデルはカラーとモノクロどちらの表示も可能で、使用環境に対応する。高輝度・高コントラスト表示とカラーキャリブレーション機能により、高精度な色再現とDICOM GSDFに忠実なグレースケール表示を実現。ユニフォミティ補正機能や高速ポートレイト表示のためのハードウェアピボット機能も搭載しているということ。顧客のニーズに合わせた、3メガと2メガのラインナップ。
画像 075.jpg

「CV540PJ」
タッチパネルディスプレイ、PJシリーズの最新型で15インチ。同シリーズは省スペースの場所への設置に最適なデスクトップタイプのタッチパネルディスプレイ。見やすいアイコンの配列、高輝度な画像、耐久性に優れたパネルなど、使いやすさと安定性を備えた製品。
画像 101.jpg
2007.11.26 Mon l RSNA2007ブースレポート l コメント (0) トラックバック (0) l top
メディカルアイの鳥越です。
橋本さん、枝さん同様、RSNA初参加です。

こちらの時間の13時過ぎに
やっとシカゴに到着。

空港から、恐ろしくとばすタクシーに揺られ、ホテルに到着。
宿泊するホテルは、ダウンタウンの真ん中にありました。

ダウンタウンの町中には、写真のような旗も飾られ、
クリスマスムードとRSNA2007が
見事に融合された感じが漂っていました。



IMG_1157.JPG


さて、
本日、RSNA会場のニュースルームにやってきました。

今回、枝さんの名前で、
ホテルやRSNAプレス登録をしていたので、
厳しいセキュリティーに何かと手間取っています。
(ホテルに至っては、はじめは宿泊拒否されましたし…
アメリカのセキュリティーの厳しさに驚いています)

RSNAでも会場入り口のいたるところで、
出入りする人のネームプレートを確認しています。

さて、プレス登録は、
RadFanのホームページで、名前をチェックされ、
やっと完了しました。

できれば持ち歩きたくない、
タウンページより分厚い資料も頂きました。

会場は写真のとおり閑散としております。
明日以降、大勢の人で溢れかえるのをお楽しみに。
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2007.11.24 Sat l 取材報告 l コメント (0) トラックバック (0) l top
林です。23日朝8時前に、無事シカゴに到着しました。到着前に機長からのアナウンスで「気温は氷点下6度」と知らされ、ちょっとビビったのですが、素晴らしい快晴に恵まれたためでしょうか、そこまで寒い感じはしません。シカゴ川では観光船が走っているのが見えました。街は感謝祭翌日の金曜日(Black Fridayというらしい)にあたり、クリスマスのショッピング客でかなり賑わっています。米国の景気減速を受けて、多くの店が早割りセールを行って集客に努めているとのことです。

マーシャルフィールズ百貨店の前では、「WANTED(お尋ね者);殺人罪」の文字の下にブッシュ大統領はじめホワイトハウスの4人の顔写真をプリントしたTシャツを15ドルで売っている人たちがいました。ショッピングバッグは10ドルでした。かなり購買欲をそそられたのですが、ちょっと怪しげな人たちだったので思いとどまりました。

なお日曜日のImage Interpretation Sessionは、日本でもインターネットのストリーム配信で観ることができます。ただし、事前登録が必要です。
http://www.welcome2theshow.com/rsna2007/register.asp
一昨年は、混みすぎたためか私のホテルでは繋がりませんでしたが、昨年は許容範囲で視聴できました。興味のある方は是非ご覧ください。IMG_1158_edited.JPG
2007.11.24 Sat l 取材報告 l コメント (0) トラックバック (0) l top
東北のシカゴ出身、橋本です。

初回の投稿があまりにも地味デビューでしたので、
黒沢編集長から再度載せるように言われて、
2回目の投稿です(>_<)

これから成田エクスプレスで成田に向かいます。
弊社から私を含め、4人が参加予定です。
(私と編集長の黒沢次郎、鳥越美紀、そしてあの枝愛子が取材をさせて頂く予定です)。

RadTunesの語源は、黒沢から聞いた話ですが、そのままi Tunesから
借用させて頂いたそうです。
何でも将来的には動画の配信やポッドキャステイングまで視野に入れて、
とのことです。
少しほんまかいな?と思わせる将来構想です。
編集長には時々?ついていけないこともあり、
話し半分にきいといた方がいいと、先輩にもよく言われています^^;

写真のようなシカゴで美しい夜景が見られるといいなあ、と
思いつつ機上に消えることにします。
ああ、しばしさようなら、東京タワーよ。

編集委員の先生方、ぜひ!原稿や動画の投稿、お待ちしております!!

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2007.11.23 Fri l 取材報告 l コメント (0) トラックバック (0) l top
編集部の枝でございます。

私もこの度、Philips社のプレスツアー参加という形でRSNA取材に向かうことになりました。
RSNAのPhilipsブースはもちろんのこと、CEOや上條社長の記者会見、「Ambient Experience」(日本では兵庫県立こども病院への導入事例が注目されていますね)への訪問など、まさにPhilipsづくし! という濃密なスケジュールが予定されています。
世界中のメディアが一堂に会して行われるBriefingに参加できるなんて、滅多にできない経験ですので、今からとてもわくわくしています(英語は全然喋れないのですが><)。
この素晴らしい機会を下さったPhilips社に、この場を借りて御礼申し上げます。

現在RadFan取材班は出発準備で大わらわです。
海外旅行に慣れていない私は、弊誌編集委員の高原太郎先生のHP記事「RSNAに持って行くと良いものリスト」を見ながら荷造りをしました。
非常に参考になりましたので、これから出国される方もぜひご覧くださいませ。下記にリンクを貼っておきます。
http://teleradiology.jp/MRI/03_houkoku/RSNA2002/McCormick.html

そうそう、
シカゴ美術館には足を運んでみたいと思っております。編集長、見逃して下さいませ。
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2007.11.22 Thu l 取材報告 l コメント (0) トラックバック (0) l top
編集部の橋本美穂です。

いよいよ明日、『RadFan』RSNA取材班がシカゴへ飛び立ちます。
私は今回が初めてのRSNAなので、少し緊張しています。

天気予報によれば明日のシカゴは晴れのようですが、予想最高気温が-2℃!
近頃めっきり寒くなってきた東京の、遥かに上を行く寒さです…っていうか、東京なら真冬の最低気温ですって><

そんな厳冬のシカゴですが、RSNA会場はきっとHot!
今回は、噂によれば東芝さんが256列CTを発表するとのこと!! これで各社さんとも、最新の情報を用意してくれるのではないでしょうか。
CTのみならず、東京特殊電線さんの1500万画素モニタなど、盛りだくさんの見所が待っているはずです。楽しみです!!

それでは、シカゴから最新の情報をなるべく早めに、お伝えしていきますので、皆さん楽しみに待っていてください^^
2007.11.22 Thu l 取材報告 l コメント (0) トラックバック (0) l top