こんにちは、
エリンギです。
寒い寒いと言っていた1月前が嘘のように、暖かくなってきました。
というより蒸し暑くなってきましたね。
まもなく夏がやってきます!
なんとなくウキウキする季節ではありますが、
毎年多くの人類を悩ます存在…それは…蚊!!
真夜中に耳元でブーンで飛ばれた日のストレスと言ったらもうたまりません。
限界だと思って電気つけると見当たらなかったりするんですよね。
本日は、そんな蚊に関する恐ろしいニュースをお知らせします。
なんと最近、虫よけスプレーが効かない蚊が出現して、どんどん勢力を
伸ばしているらしいです!!
現在最も普及している虫よけ成分「ディート(DEET)」が効かず、その遺伝属性は子孫に伝わることが
最新の研究で判明したとのこと。
ディート(ジエチルトルアミド)はほとんどの虫よけスプレーに使われている化合物で、
植物の化学成分の研究を基に開発され、病気を媒介する蚊やダニなどを寄せ付けない効果を発揮するそうです。
従来の研究では、「メスが産卵に必要な血液を狙っているときには、普段の食物(樹液や花の蜜)に対して
何の興味も示さない。ディートを体にまとった人間は、蚊にとっておいしそうなにおいがしなくなる」
はずだったのですが…
新しい研究で、一部のネッタイシマカ(学名:Aedes aegypti)が、ディートの虫よけ剤を塗った人からも
前と同じように吸血するようになったと判明したそうです。ネッタイシマカはデング熱や黄熱病を媒介する種で、
遺伝子の変異により、カの触角にある感覚細胞がディートを感知しなくなっていたとのこと!
そしてこの変異型同士で繁殖が進むと、ディート非感知型の比率が一世代で13%から50%へ
増加したという衝撃の研究結果が!!!
(「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌オンライン版、5月3日)
ただし今のところは従来のタイプの蚊の方が圧倒的に数が多いそうなので、爆発的に増える
心配はないみたいですが…あんなに小さいのに、確実に進化を遂げているんですねえ。