ここのところ暖かくて嬉しい、まみあなです。

話題のアバターではなく、こんな映画を見てきました。
マイケル・ムーアの「キャピタリズム」です。
町山智洋氏の著書などを読んでいたこともあり、ムーアの面白さと切っ先の鋭さは早くから注目していました。
ニューヨークに住んでいる友人からよく聞くのは、アメリカという国は日本人が思っているよりも発展している国ではなく、むしろ途上国と言っても良い、ということ。
この映画を観ながら、その言葉を強く噛みしめていました。
ムーアはアメリカの歪な格差社会に向かって、こう叫びます。
「この国は一部の裕福な人間を、大多数の貧民層が支えている。だから、奴らに金を返してもらうんだ!」
アポ無しで証券会社や銀行の職員へ、ドル袋を持参して「金を返せ!」と殴り込みをかける。
twitter上で水道橋博士が、この映画について
「若者こそ、見るべきだ!」
とつぶやいていましたが、まさにその通りの内容です。
もちろん、内容としてはムーア節炸裂の極論が展開されていて、実情の側面を一般化しているという意見もあるかもしれません。ただ、私たちが知っているアメリカ、私たちが抱いているアメリカへのイメージ、というのも、それと同じくポジティブな側面を一般化しているだけなのではないでしょうか。
物事の真実を明らかにするためには、異なる側面をそれぞれ検証してみなければ、止揚された回答というのは出てこないものです。
何が面白いって、ムーア自体は富豪なわけです。
よく、弱者を暴く彼の論理的矛盾はそこにあると言われますが、彼は暗殺されてもおかしくないことをメディアを通じて繰り返し喧伝しているわけで、そういったムーアの心の根底にある葛藤やコンプレックスや憤怒というのを感じながら見るのも、面白いかもしれません。

話題のアバターではなく、こんな映画を見てきました。
マイケル・ムーアの「キャピタリズム」です。
町山智洋氏の著書などを読んでいたこともあり、ムーアの面白さと切っ先の鋭さは早くから注目していました。
ニューヨークに住んでいる友人からよく聞くのは、アメリカという国は日本人が思っているよりも発展している国ではなく、むしろ途上国と言っても良い、ということ。
この映画を観ながら、その言葉を強く噛みしめていました。
ムーアはアメリカの歪な格差社会に向かって、こう叫びます。
「この国は一部の裕福な人間を、大多数の貧民層が支えている。だから、奴らに金を返してもらうんだ!」
アポ無しで証券会社や銀行の職員へ、ドル袋を持参して「金を返せ!」と殴り込みをかける。
twitter上で水道橋博士が、この映画について
「若者こそ、見るべきだ!」
とつぶやいていましたが、まさにその通りの内容です。
もちろん、内容としてはムーア節炸裂の極論が展開されていて、実情の側面を一般化しているという意見もあるかもしれません。ただ、私たちが知っているアメリカ、私たちが抱いているアメリカへのイメージ、というのも、それと同じくポジティブな側面を一般化しているだけなのではないでしょうか。
物事の真実を明らかにするためには、異なる側面をそれぞれ検証してみなければ、止揚された回答というのは出てこないものです。
何が面白いって、ムーア自体は富豪なわけです。
よく、弱者を暴く彼の論理的矛盾はそこにあると言われますが、彼は暗殺されてもおかしくないことをメディアを通じて繰り返し喧伝しているわけで、そういったムーアの心の根底にある葛藤やコンプレックスや憤怒というのを感じながら見るのも、面白いかもしれません。
どこかの雑誌でみたような
盗作ですかあ!